名刺はどのようにして生まれたのか?ここでは名刺の歴史から、名刺のあり方を改めて考えてみましょう。
名刺の起源は中国という説があります。
唐の時代の書物にもすでに名刺が登場していました。
その頃の名刺というものは、相手が不在のときに、自分が来たことを知らせるために、
木または竹に自分の名前を書いた名刺を戸口に刺していました。
名刺の「刺」はこのようなところから来ているようです。
日本で名刺を使われ始めたのは19世紀、江戸時代が始まりのようです。
当時の名刺は和紙に名前を手書きしたもので、
相手が不在のときに「来ましたよ」という、訪問したことを伝えるツールでした。
ビジネスでの名刺交換をするようになったのは、幕末の頃。
外国人との応接に使われたのが始まりで、その後は盛んに使われるようになっていきます。
アメリカで名刺が使われはじめたのは南北戦争後の時代で、裕福層の人々が社交の際に使っていたといわれています。
裕福層の社交に使われていた名刺が、いつしかビジネスに使われるようになったのは20世紀半ばです。
アメリカでは、名刺はまだまだ歴史の浅い物のようです。
ヨーロッパでは16世紀のドイツが始まりだといわれています。
当時の名刺の使い方は、日本と同じく、
訪問先が不在のときに自分が訪れたことを伝える記録として名刺をおいていきました。
その後名刺は不在時の連絡手段だけではなく、ヨーロッパの社交界で使われ始めました。
それが18世紀のことで、細かく決められた名刺の使い方やマナーも存在しました。